KALBELIYA WORLD!!
2020年5/11よりOnline classes LIVE from RAJASTHAN!始まりました!

コロナの件で日本も自粛が始まり、日々私は家にこもって英語とヒンディー語の勉強をしたり料理したり、オンラインショップの投稿をしたりラジャスタンツアーのblogをまとめて書いたりとのんびり充実した日々を送っていた所に...!
今回のこの画期的なProjectの発起人の一人であるベルギー出身のAyla(彼女は20年に渡りKalbeliyaのリサーチをしている才能溢れる女性)より声がかかり、あまり理解もできていないまま参加し、始まったこのKalbeliya World...
-What is ''KALBELIYA WORLD''?-
カルベリヤワールドとは?
カルベリヤワールドとは、突然のCOVID-19パンデミックによる予期せぬ状況に直面して全ての収入源を失い、極度の貧困に戻され、それによって彼らの芸術形式までもが失われてしまう危険にさらされているインドのラージャスターン州のカルベリヤダンサーのための長期的な支援のプロジェクトです。
ラージャスターンを代表するダンサーが11名勢ぞろいです。
カルベリヤワールドは国際的なアーティストを集結させ、カルベリヤダンサーによるオンラインビジネスの立ち上げを支援しています。
(ボランティアバディシステムといって先生一人に対して国際的なダンサーがバディとして一人ずつ付き、管理、テクニカルサポート、マーケティングなど、先生のサポーターとなる役目をしています。)
バディは先生によって選ばれます。
私は現在の先生であり、ここ数年姉妹のようにとても仲良くさせてもらっているKhatu Sapera jiのサポート担当しています。

さて、オンラインクラスと言ってもどうなのか?
ネットワークの弱いインド(しかもダンサーの半分は砂漠に住んでおり、家に電気を持っていません。)と実際に世界中の生徒が同時に繋がり、ダンスレッスンをする。。
そのためにまず先生にZOOMをダウンロードしてもらい、ネットワーク状況をチェックする毎日が始まりました。
(ネットワーク状況が悪く、ZOOMをダウンロードするだけで3日間かかりました。。)
電話で話すだけでもネット環境が悪すぎて会話にならないのに果たしてどうなるのか。。
私もまだZOOMを理解していないのに(2回しか使ったことことないw)先生にZOOMの説明をする必要がある。。
毎日毎日ZOOMで繋がってチェックをし、お互いZOOMにも慣れ、ネットコネクションが少しでも良い携帯を家族から借りて使用してみたり、わからないことはなんでもすぐにコーディネーターの3人が解決/助言してくれて解決したり、バディ同士で想いを共有したり、準備期間2週間ほどはずっと頭がパンパンでしたが、このプロジェクトに関わる全ての人が時差なども越えて、KALBELIYAへの愛で動き、同じ方向を見ていることに感動の毎日なのでした⭐︎
-Solidarity contribution-
連帯としての貢献
カルベリヤワールドは連帯に固く取り組んでおり、全てのプログラムにはクラスの寄付金が含まれています。
受講生からの支払いは2つに分けられます。
1.教師への給与
2.コミュニティサポート(このCOVID-19パンデミックの時期にラジャスタンのカルベリヤコミュニティへ食糧をサポートします。)
Paypalを通して支払われたクラスの受講料は直接先生の銀行口座へと振り込まれます。
寄付はコミュニティサポートとして食糧が足りてない地域に届けると聞いています。
彼女達、そしてカルベリヤコミュニティへの寄付でのサポートだけではなく実際に【仕事】として彼女達がこのオンラインクラスをすることの意味に私たちも賛同し、そして先生たち一人一人もこの画期的なプロジェクトの始まりを心から喜んでいます。
-Online class-
実際のオンラインクラスは..
5月は合計3回のレッスンでした。
ドバイ、インド、ニューヨーク、イタリア、フィンランド、そして日本は
東京/名古屋/大阪とたくさん参加していただきました!
現地からならではの風景、実際にラジャスタンの先生と繋がって学べる喜び、先生の娘が
クラスの終わりに踊ったり、先生のお母さんが現れたり、先生が一曲踊って見せてくれたり、いろんなサプライズがあります^^
音楽も問題なく、今の所スムーズに進行できています。
伝統的なKalbeliya songやRajasthan folk music等を使って
・基本的なステップの練習
・ハンドムーブメント、ジェスチャー
・表情
・スピンの練習やポイント
・即興の踊りですが、繰り返し同じ動きのパターンを音楽に合わせてみる練習
・カルベリヤの歌の解説
など今のところやっています。
質問なども気軽にしていただけます。
(ZOOMのchat機能を使っての質問が多いです)
そして何よりこの踊りを通して世界中のダンサーが画面を通してですが集い、一緒に踊っているのを見て感動しています⭐︎

次いつインドに行けるのかわからなくなってしまった今、日本にいながら直接ラージャスターンと繋がって素晴らしい先生から習えるチャンスです。
このKALBELIYA WORLDのオンラインクラスの先生の中には今の自分先生Khatu Saperaを始め、10年来の仲になる毎年ラージャスタンで一緒に過ごすRakiやSunita、何年も前に大好きでレッスンを受けたRekhaとは今回このプロジェクトのお陰で画面で再会することができたり、7年前にレッスンを受けてから仲良くさせてもらっているSuva Devi(映画LatchoDromで知られているダンサー)、そして以前から親交のあるAnitaやMeenaやMamtaもいて、まだまだインターネットが主流ではない時代になんとかゲットしたカルベリヤダンサーの電話番号(Gulabo Sapera)を頼りにラージャスターンへ向かったその頃のことを思い出さずにはいられず、今こうして今現在の私が在ることに欠かすことのできないダンサー達のクラスを日本からサポートできていることに感慨深い気持ちでいます。
もちろん実際にラージャスターンという土地に足を運び、その土地の生活に入って、そこで感じる空気感、音楽の持つ力やその土地のパワーを実際に感じながらリズムを刻み音に身を任せる...それこそ本当にスペシャルな経験ではありますが、オンラインクラスはオンラインクラスの良さがあるな〜と感じています。
何より、困っている現状況のサポートに繋がり、先生達が本当に喜んで感謝してくれている
姿だったり参加者からもらうフィードバックだったり...すごく前向きなエネルギーを感じます⭐︎
さて、明日から6月に入りますね!
KALBELIYA WORLDの新しいスケジュールも出て、サインアップも始まったようなので次のblogで載せますね!
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